将棋局面|先崎学vs青野照市1989-01-30棋聖戦予選|先崎の次の一手に大仰天
1989/01/30第54期棋聖戦二次予選決勝*「先崎 学四段」vs「青野照市八段」 棋譜
先崎学四段時代の棋譜より。▲中飛車に後手があえて▲5五歩の位を取らせた将棋。 後手が位を奪回し指しやすそうな展開から、1図△6六馬と銀を取って二枚替えになった。 後手充分を思わせたが、先手の次の一手で一変した。
▲6二飛
先崎の次の一手に大仰天 飛車打ちの妙手
▲6二飛! とんでもない「次の一手」があった。青野先生、大仰天であったろう。 2図以下△同金▲同竜△4二金▲6六竜となって先手大優勢。
▲6二飛は、仮に「次の一手問題」に出されれば発見は難しくなさそうだ。 しかし実戦では非常に見えづらい。そういうところがまた面白い手である。 こんな妙手があるから将棋は面白い。