将棋局面|加藤一二三vs中原誠1982-05-11名人戦3局|胸のすく好手 加藤、飛先不突矢倉の会心譜
1982-05-11第40期名人戦七番勝負第3局「加藤一二三十段」vs「中原 誠名人」棋譜
▲飛先不突矢倉から先手が会心の端攻めを見せ、寄せも見事だった。
あともう少しで勝ちだが・・・。
▲3四飛
胸のすく飛車 加藤、飛先不突矢倉の会心譜
ハッとする飛車だった。同金なら4三銀で受けづらい。 実戦は、△3一香▲7四角△5二桂▲5一金で終局となった。 胸のすくような手で気持ちいい飛車で好手だった。 この将棋は加藤一二三十段が飛先不突(つかず)矢倉を採用して勝った会心譜だった。
この当時はまだ竜王がなく、名人は絶対の最高位で注目度が今以上に高かった。 加藤一二三先生が、悲願の名人を獲得するための大事な3局目だった。