将棋局面|升田幸三vs木村義雄1951-05-02名人戦4局|その1 升田流筋違い角向飛車
1951-05-02第10期名人戦七番勝負第4局*「升田幸三八段」vs「木村義雄名人」
升田幸三八段が名人戦で指した珍戦法を振り返る。角換わりから▲4五角と「筋違い角」を打った将棋。
先手升田挑戦者の奇抜な手がでる。
▲8八飛
升田流筋違い角向飛車 結果は木村名人の好局
名人戦の大舞台でこの局面が出現したと考えるとなお面白い。 升田幸三先生は向い飛車を得意とし、さまざまな向い飛車を指したが、そのなかでも面白さは随一だろう。
ただし、本局は木村義雄名人の対策がすばらしかった。升田八段の8筋攻撃はうまくいかず、結果は木村名人が快勝。木村名人の好局といえる内容となった。
結果は出なかったが、升田先生の代表的な珍戦法のひとつだ。
※その2、その3はカテゴリA木村義雄に