将棋局面|羽生善治vs森内俊之2012-04-24名人戦2局|羽生の受けの好手
2012-04-24第70期名人戦七番勝負第2局「羽生 善治二冠 」vs「森内 俊之名人 」 棋譜
角換り腰掛銀から後手が飛車斬りの強攻をした。△6七桂の打ちこみが来たところ、対処が冷静だった。
▲7八飛
羽生の受けの好手
▲7八飛が面白い受けで好手。玉飛金銀が並ぶ珍形である。 「玉飛接近すべからず」というが飛車が受けに効いて堅かった。5九桂成から5八成桂と取られても、同金が飛車のヒモつきで、逆に馬取りになる。
それにしても飛車上がりは指しづらい手。アマチュアなら△6七桂と打たれたら気持ち悪くて、たいがいの人は取ってしまうのではないか。 このあと▲2四歩とあやをつけて、▲6六飛成と引きつけて後手玉を攻めるのみとなった。
攻守にさえた羽生二冠完勝となった。