将棋局面|久米可六vs天野宗歩1833-05-19「将棋手鑑」|その1 天野宗歩の遠大な手
1833-05-19将棋手鑑上巻第04局
「久米可六」vs「天野留次郎(宗歩)」
角換りの将棋。久米可六が5筋を突いていて古典的、天野宗歩は腰掛銀で現代的。1図は▲5七角と変わった自陣角を打ったところ。
後手に驚きの手が出る。
△7二角
天野宗歩の遠大な手 飛車脇の遠見の角
△7二角! 思わぬ角打ちだ。 飛車の脇に打った「遠見の角」には、遠大な攻めの構想があった。
タイトルは宗歩としたが、厳密には幼名である「留次郎(とめじろう)」時代の対局。1833年は数え18歳の年にあたる。
つづきあり、その2で。