読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

将棋プロ棋士ハイライト局面ブログ|名手絶妙手鬼手奇手好手

竜王名人王将王位棋聖王座棋王NHK杯順位戦ほかプロ棋戦の名局好局熱戦棋譜を局面図で振り返るスマホで見やすいブログ

将棋局面|米長邦雄 vs 中原誠 1979-10-12 王位戦 7局|米長の不思議な奇手 初めて中原からタイトル奪取

1979/10/12第20期王位戦七番勝負第7局千日手指し直し局*

米長邦雄棋王」vs「中原 誠王位」

f:id:shogifan:20150507184515p:plain

決め手とばかりに、1八の竜が4八の銀を取った局面。

7五の角が利いているから、”斬った”はず だが・・・。

 f:id:shogifan:20160228222331j:plain

▲6七金寄 

f:id:shogifan:20150507184522p:plain

米長の不思議な奇手 初めて中原からタイトル奪取

4八同角と取るしかなさそうだが、5八と、5九歩、48と、の変化は5九竜から6八銀がきびしくて後手勝ちという。

ところが竜を取らず▲6七金寄!?!?!?

中原名人はこれで「不思議な手を指されて何が何だかわからなくなった」という。

2図以下、△9九銀、7七王、7八竜、同 王、7六歩、6一飛、4一桂、6八金と進行。このあと入玉して先手米長勝ち、王位奪取となった。

△9九銀が悪手で7九銀が正着だったらしいが、不思議な金寄りが中原名人を狂わせた。奇妙な手で、妙手とか名手というより、私には「奇手」という感じがする。それも世にも不思議な奇手であった。

この模様は米長先生の「逆転のテクニック」という名著に書かれている。初めて中原名人からタイトル奪取した価値の大きな一局。

▲6七金寄の局面は何度見ても不思議で、心に刻まれるハイライト局面である。