将棋局面|郷田真隆vs羽生善治2013-03-10NHK杯準決勝|羽生が詰みを発見
2013年03月10日第62回NHK杯準決勝第2局
△ゴキゲン中飛車の終盤。 後手敗勢から詰むや詰まざるやの勝負に持ち込んだ。詰まさねば後手が負ける。
△8六銀
羽生が詰みを発見
△8六銀!と打った。秒読みのなか羽生さんはすごい表情をして、着手はぎこちなかった。2図以下▲同玉△7四桂▲7五玉△6六馬▲6四玉△7二桂▲5四玉△4四金まで羽生の勝ち。
詰将棋で見るような銀打ち。普通8五桂と桂で王手してしまうところ。7二に打つ桂を残すのがポイントだった。
ただし8八銀でも詰みであった。 同玉なら7九馬で詰むから、8六玉とするが以下同手順で詰み。(だから少し欠点のあるハイライト局面ではある)
解説の先崎八段がしきりに感心していた。私も秒読みでよく発見したと感激した。 サヨナラホームランを見るような結末だった。