将棋局面|先崎学vs羽生善治1991‐02‐18NHK杯準決勝|先崎の絶妙手
1991/02/18第40回NHK杯戦準決勝第2局
先崎学五段がNHK杯決勝進出を決めた一局で、棋風や終盤力が出た名局。 初手▲5六歩から▲5五歩位取り中飛車に。先手の飛車斬りから激しい将棋になった。
1図は双方玉が接近するハラハラの終盤。
▲4三銀
先崎の絶妙手
1図は双玉の詰将棋を見るような局面。 先手は後手玉に迫りたいが、逆王手があるので難しい。すぐ2一角はうまくいかない。
▲4三銀が絶妙手。同金はそこで2一角で勝ち。
2図以下、△2二玉▲3四桂△同金▲同銀成と進み、このあと後手羽生は迫ったが先手先崎勝ちとなった。
本局は中終盤のねじり合いがすごい名局だった 先崎さんは次の決勝にも勝って優勝した。本局の勝利はとてつもなく大きかった。