将棋局面|森内俊之vs羽生善治2013-07-19竜王戦決勝トーナメント|森内が裸玉から
2013年7月19日 第26期竜王戦決勝トーナメント 森内俊之名人 対 羽生善治三冠 棋譜
森内俊之名人と羽生善治三冠という竜王戦決勝Tの注目の好カードより。 角換わり腰掛け銀で△穴熊だった。先手が猛攻した将棋。1図、先手は飛車が成って自陣は手つかずだが。
△8六桂
森内が裸玉から難度の超高い寄せ
1図はたいていのアマチュアなら、先手が堅陣に見えて好調と思うだろう。後手は裸玉でいかにも危ない。
ところがいきなり△8六桂と打つのが手筋の好手で、先手玉は寄り筋に入ってしまう。 2図以下、▲同歩△同歩▲同銀△8七歩▲7七玉△8八銀と進んで、あっという間に先手陣崩壊である。△8七歩がまたまた手筋の好手でどう応じても先手がまずいらしい。このあとも森内名人が完璧に寄せて勝った。
2図の桂打ちから、圧巻の寄せだった。 私は棋譜を追って雰囲気を味わっているだけで、一手一手に潜む変化をとても解析できない。凡人には無理。森内名人の寄せは、難度の超高い寄せであった。