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将棋局面|羽生善治 vs 郷田真隆 1994-09-19 王位戦第7局|羽生が王位防衛

1994/09/19第35期王位戦七番勝負第7局
*「羽生善治王位」vs「郷田真隆五段」

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先手はここから地味に攻めた。

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▲5五歩△4四金▲4六歩 

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羽生が王位防衛

▲5五歩と打つ。6四金だと4四歩が利いてダメそうだ。

で、△4四金と寄ったが▲4六歩が手筋の好手。同歩なら4五歩だし、後手は馬筋を遮断されているのが痛い。地味な攻めだがきびしく、このあと先手羽生勝ちとなった。

1992年郷田さんが谷川さんから王位を奪取し、翌年羽生が奪い、このシリーズはその翌年のリーターンマッチだった。

この王位戦シリーズは郷田さんが短手数で快勝した将棋もあったが、フルセットの大激戦の末、羽生さんが王位を防衛した。翌年も郷田さんが挑戦者となり3年連続同一カードとなったが、羽生さんが連続防衛を果たした。

郷田さんとの大勝負を制したことは大きく、羽生さんは1996年に七冠独占を達成することになる。