将棋局面|中原誠ー桐山清澄1981/05/06名人戦第3局|中原名人の柔らかい受け
1981/05/06第39期名人戦第3局
先手:中原 誠名人 後手:桐山清澄八段
△9五歩と厳しい手がやってきた局面。
先手中原名人の受けが見もの。
▲7九金△9六歩▲9八歩△2九飛成▲4三角△2八竜▲6八金打
中原名人の柔らかい受け
9五歩に同歩だと9八歩、同香、9九角、9七玉、8九飛成でたちまち寄りだ。先手金得だが油断ならない。
▲7九金と引いたのが柔らかい受けの好手だった。これで7八に玉の退路ができて、後手の攻めは頓挫してしまった。
▲6八金打と得した金をがっちり打つ。7八でなく6八が玉の広さを保つ好手。うまい受けで先手優勢。このあと先手中原名人快勝となった。