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将棋局面|田中寅彦 vs 高田丈資 1977-03-11 十段戦|若き日の田中寅彦、居飛車穴熊で妙手から快勝

03月対局 B{たちつてと}棋士

1977-03-11 第16期十段戦予選
*「田中寅彦四段」vs「高田丈資六段」

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居飛車穴熊vs石田流で後手が銀バサミをねらった。

先手ここでどう攻めるかと思ったら・・・ 

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▲7三銀成△同銀▲4二角成 △同金 ▲6二飛成 △同銀 ▲6一角

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若き日の田中寅彦居飛車穴熊で妙手から快勝

▲7三銀成と焦点に成り捨てたのが妙手。

同桂は4二角成、同金、6二飛成。同玉は4二角成、同金、6四角でダメ。

同金が難しいが4二角成、同金、6二飛成で、後手が金取りを受ければ7一角と打つのだろう。先手銀損で簡単でなさそうだが後手はこれを嫌ったようだ。

実戦は△同銀と指したが飛車斬りから ▲6一角で”詰めろ飛車取り”が決まった。銀捨のときは「何があるの?」と思ったがこれでやっとわかった。素晴らしい攻めがあったもので、”ウル寅流”のスペシウム光線であった。

2図で3三飛は7二金でダメだ。2図以下△7二銀▲3四角成 △6一歩 ▲2二飛と進行。駒損を回復して馬ができてはイビ穴大優勢。このあと穴熊らしく大駒二枚捨てて、金銀だけで後手玉を寄せて先手田中快勝。田中寅彦九段の四段時代の会心譜からでした。

田中寅彦九段は低段時代から”振飛車には居飛車穴熊”で勝ちまくった。これをまねて多くの棋士が指すようになり、その後振飛車対策として居飛車穴熊が猛威をふるうことになった。