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将棋局面|佐々木勇気vs藤原直哉2015-05-24NHK杯|衝撃的なラスト 藤原の絶妙手

2015年5月24日(日)放送 NHK杯 佐々木勇気五段vs藤原直哉七段 棋譜

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△9三銀と打った手に、7四の馬を▲8四馬と強く当てた局面。後手は7八の竜を軸にどう寄せるかと思っていたら・・・。

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△7六竜 まで後手の勝ち 

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衝撃的なラスト 藤原の絶妙手

何もない空間に△7六竜!!! 佐々木五段はこの手を見て投了した。

投了図以下、同玉、8四銀と押し戻して先手は受けづらい。次の一手問題のような絶妙手で終わりとなった美しい投了図だった。

絶妙手で投了したからこそ、衝撃的なラストとして強く印象に残った。心地よい余韻が残った。佐々木五段の投了はよく言う「棋譜を汚さない」もので潔かった。

私は1図で、8四同銀と取って同玉、7五竜・・・、あるいは7五金で寄らないかな? などと考えていた。要の駒の竜捨ては完全に盲点だった。詰将棋で、攻撃の主軸の竜を最後に捨てるというのはあるが、本局もまさにそんな感じであった。

振り返ると本局は腰掛け銀で、ベテラン藤原七段の受けが冴えて大優勢となった。ところが佐々木五段が玉頭を開拓して混戦模様になった。この展開はベテラン逆転負けのパターンかと思った。最後も藤原七段が寄せ損なったと思っていただけにこのラストは衝撃的であった。藤原さんの名局だった。