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将棋|中原誠vs大山康晴1986-04-10名人戦1局|名人芸の応酬を見た

A03中原誠.十六世名人.五冠 04月対局

1986/04/10第44期名人戦七番勝負第1局*「中原 誠名人」vs「大山康晴十五世名人」 棋譜

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中原誠名人防衛戦の棋譜から。 大山△四間飛車に▲居飛車穴熊6六銀型。

ここからの名人同士のやりとりがハイライトだった。 

 

▲7四歩△同銀▲同飛△同金▲7五歩△6五歩▲5五銀

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中原、歩頭銀出の妙手

大山康晴先生晩年の昭和61年、63歳で名人戦に挑戦したことは、驚嘆の出来事だった。

▲7四歩から飛車を斬ってゆくのが狙いの攻め。 △6五歩が、大山先生用意のしゃれた切り返し。 7三角成、同金引となれば後手やれそうで、”受けの名人”のうまい手である。 ところが、▲5五銀!!!がそれを上回る妙手だった。 同歩が普通だが、7四歩、6四角、5五角となると、後手駒得でも勝てないようだ。 実戦は、 △7五金▲6四銀△7四金▲7三銀成△同桂▲5三角打と進行。 最後の角打ちはぼんやりしているようで厳しい。 中原名人の快勝となった。

うまい手に対しそれを上回る妙手と、まさしく名人芸の応酬を見た。