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将棋プロ棋士ハイライト局面ブログ|名手絶妙手鬼手奇手好手

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将棋局面|加藤一二三vs伊藤果1982-03-01NHK杯決勝|伊藤の晴れ舞台

B{あいうえお}棋士 03月対局

1982-03-01第31回NHK杯戦決勝「加藤一二三十段」vs「伊藤 果五段」 棋譜

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伊藤果五段の敗局となるが、面白い局面もあった一局。 △中飛車「風車戦法」▲5七銀右。先手が▲3六飛・3七桂に組んで攻めた将棋。銀取りに歩を叩かれたところ、後手の切り返しが面白かった。 

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△3三角

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伊藤の晴れ舞台 想い出に残る雄姿

△3三角が面白い返しだった。4三歩成なら9九角成で勝負、ということだろう。 2図以下▲9一角成△7三桂▲9二馬△4四角・・・と熱戦が続いが、力及ばず加藤勝ちとなった。だが十分に見せ場はあった。

伊藤果(はたす)さんは、若手時代に「風車(かざぐるま)戦法」と称する中飛車を得意とした。 美濃囲いにしない陣形で、長期戦や千日手辞さずの独自の指し方だった。 新人王を田中寅彦さんと争うなどの活躍を見せたのは、風車戦法が原動力となったためらしい。 本局はNHK杯決勝の晴れ舞台であった。この年度のNHKは番狂わせが多くて面白かった。 決勝も伊藤五段優勝かとワクワクしたものだ。 伊藤さんは和服と扇子が似合い、とても棋士らしかった。その雄姿はいつまでも想い出に残っている。