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将棋局面|谷川浩司vs羽生善治1989-02-06NHK杯準決勝|珍しい体当たり

1989-02-06 第38回NHK杯戦準決勝第1局「谷川浩司名人」vs「羽生善治五段」 

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△8八角成から7六飛と横歩を取る「相横歩取り」の将棋。 谷川名人が飛車交換を避けて、お互い馬を作る力戦だった。後手の馬取りになっているが、ただの逃げではなかった。 

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△5五馬

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珍しい馬同士の体当たり

谷川名人にすれば、馬をどかして7七桂の予定だったろう。 そう思っていたらガツンと△5五馬!の強手。

1図の前の△8五飛が怪しげな手で、完全にねらっていたと思われる。 馬に馬をぶつけるとは、見たことがなくてびっくりした。そしてこの馬同士の体当たりは、羽生さんの馬に分があった。 同馬は同飛で、飛車成りが受けづらく、5七角も残ってひどい。

実戦は2図で▲7七桂だったが、△6五飛以下羽生勝ちとなった。