将棋局面|大内延之vs花村元司1983-01-24王座戦|こんな攻めでいいのか 花村の奇策
1983-01-24 第31期王座戦二次予選
大内先生が▲矢倉中飛車模様から▲4五歩と仕掛けた将棋。花村先生が早々から銀桂交換の駒損となり、「これでいいのか」と思わせた。
後手はどこから攻めてゆくか。
△7四歩▲同銀△8四桂
こんな攻めでいいのか 花村の奇策
銀をずらして飛車先に桂を打つ。あまり見ない攻め。こんな攻めでいいのかと思わせた。
花村先生というと、たいがいこんな奇策で戦っていた。細い攻めをつなげる天才棋士だった。 この将棋も、ちょいちょいと攻め続けて後手勝ち。
花村元司九段の将棋は、序盤はいい加減で中終盤勝負という印象だった。 たしかこの将棋は、花村先生が将棋世界に自戦記を書いたと記憶している。