将棋局面|中原誠vs米長邦雄1986-01-07十段戦7局|米長中原の十段戦14番は名勝負
1986-01-07第24期十段戦七番勝負第7局「中原 誠名人」vs「米長邦雄十段」 棋譜
米長邦雄十段防衛の名局から。 △米長矢倉で△4四銀と繰り出し△5五歩と仕掛けた将棋。後手は迫りくる先手の駒をどうしのぐか。
△6一銀
決め手の一段銀 米長中原の十段戦14番は名勝負
△6一銀が決め手と言っていい正しい受けだった。 一段に打つ銀で、面白い感触だ。形よく5一銀打だと7二竜と飛車取りに寄られる。
2図以下▲7三竜△5五角▲同金△6四金▲同竜△5七銀と進んで、寄り形になった。 米長先生は中原先生とのリーターンマッチを制し、十段位を死守した。
前年の米長先生が十段を奪したシリーズとこのシリーズは、好局が多く非常に見ごたえがあった。 2年連続フルセットの14番勝負であり、将棋史に残る名勝負だった。