将棋局面|大内延介vs先崎学1990-10-30全日本プロトーナメント|先崎の攻めをつなぐ鬼手
1990/10/30第09回全日本プロトーナメント4回戦「大内延介九段」vs「先崎 学五段」
先崎学五段時代の棋譜より。 大内九段好みの▲石田流三間飛車に△居飛車穴熊。 1図、後手が攻め続けるのが大変に見えたが。
△4四銀
先崎の攻めをつなぐ鬼手
歩頭に△4四銀!がビックリの鬼手だった。 後手指し切り模様のように見えたが、これで切れないらしい。
2図以下▲同歩△4五桂▲6七飛△3七桂成▲同飛△4七金と進んだ。 △4七金の俗手が意外と厳しくて、飛車を取る展開になって後手優勢となった。
敵に反撃のいとまを与えず寄せ切り、後手勝ちとなった。 居飛車穴熊でのギリギリの攻めは、先崎さん得意とするところだった。