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将棋プロ棋士ハイライト局面ブログ|名手絶妙手鬼手奇手好手

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将棋局面|花村元司vs升田幸三1953-10-25NHK杯|花村の真の狙いは

1953/10/25第03回NHK杯戦1回戦第3局

花村元司八段」vs「升田幸三八段」 

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花村元司升田幸三の早指し将棋の好カードより。 序盤駆け引きがあって△向い飛車となった。 静かに駒組みが続くと思ったが、突如開戦した。

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▲6五歩△同銀▲7五歩△7二銀▲7七桂△6四歩▲4八飛△6二飛▲4五歩

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花村の真の狙いは “歩で銀を殺す”

▲6五歩が花村先生らしい意表の開戦。 ▲7五歩から7七桂と進み、私は桂馬で銀を取る銀バサミと思った。 だが後手としては、ここでの銀桂交換なら痛くないのではと思っていたが・・・。

花村先生は、銀をそのままに▲4八飛とまわって▲4五歩と突く。 花村先生の真の狙いは、歩を入手して▲6六歩と歩で銀を殺すことだったのだ。 升田先生はそれが分かった時は焦ったろう。すんなりそれが実現したらたまらない。

2図のあと後手は暴れるが、歩での銀殺しが実現して先手優勢となった。得した銀を使って先手快勝となった。 意表の開戦から優勢になっての手厚い指しまわしと、花村将棋の特徴がよく出た内容だったと思う。