将棋局面|大山康晴vs勝浦修1981-10-23王座戦2局|勝浦カミソリ流の寄せ
1981-10-23第29回王座戦三番勝負第2局
「大山康晴王座・王将」vs「勝浦 修八段」
勝浦修八段が挑戦した王座戦の会心譜から。 ▲三間飛車に、後手は銀冠から腰掛銀にする趣向。 大駒交換のあと、後手勝浦八段のカミソリ流の寄せが見られた。
△1五歩▲同歩△1六歩▲同香△1四歩▲同歩△同銀
勝浦カミソリ流の寄せ 銀で行く端攻め
端に目をつけるのが鋭い寄せ。 端歩を合わせて、銀で行くのが強硬手段だ。3七桂の形だから先手はきつい。 2図以下▲7五角に△1五歩と打って端から先手玉を寄せきった。
カミソリ流・勝浦修先生はA級や各棋戦本戦で活躍した。 本局は王座挑戦の晴れ舞台だった。(当時王座はタイトル戦でなく優勝棋戦)