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将棋局面|中村太地vs羽生善治2013‐10‐02王座戦3局|中村が堂々とした勝利で王座に王手

10月対局 B{なにぬねの}棋士

2013年10月2日 第61期王座戦五番勝負第3局

羽生善治王座 対 中村太地六段 

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角換わり腰掛け銀で、▲2五桂の桂取りに構わず△3七角と打ち込んだ将棋。 1図は▲6四角の飛び出しに、△9二飛とかわしたところ。ここから数手、先手中村太地六段の方針が好判断だった。 

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▲8二銀△6三歩▲1九角△6四桂▲8一銀成 

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じっとじっと 中村が堂々とした勝利で王座に王手

1図の形は▲8三銀が筋だが、うまくいかないらしい。 じっと▲8二銀と打つ。△6三歩には8一銀不成などとせず、じっと▲1九角と引いている。 そしてじっと▲8一銀成と桂馬を取る。とにかく、じっと、じっとなのだ。 じっと駒得しておくこの方針が好判断だった。 8一の成銀はさえないようだが、いつでも9一成銀と香車を取って、攻めに使う手が残っている。 事実、実戦は終盤でそうなった。

それにしても、1図から2図までの指し手は地味で平凡な手の連続だが、われら凡人では到底指せない。 2図以下は、△7五歩にこれまた"じっと"▲6七銀と引いて固めた。 以下も中村太地六段が手厚く指して勝ちとなった。 堂々とした勝利で王座獲得に王手をかけた。