将棋局面|森内俊之vs郷田真隆2013-09-09竜王戦挑決第3局|森内が竜王挑戦者に
2013年9月9日第26期竜王戦挑戦者決定三番勝負第3局 森内俊之名人 対 郷田真隆九段 棋譜
森内俊之名人にたびたび渋い好手が見られ、竜王挑戦を決めた一局だった。 矢倉▲4六銀戦法で、後手は△4二銀と引いてまた△5三銀と上がる趣向だった。 1図は△9二飛と寄った局面で、先手森内名人の手は全く予想だにしない手だった。
▲4九飛
渋い飛車引き 森内が竜王挑戦者に
4六角とぶつけて行くものとばかり思っていた。 ▲4九飛とは何とも渋い飛車引き。この手の意味するところは、私にはとてもわからない。深い深い手である。
実戦は2図以下、△4四銀▲4六銀と進行して先手理想の展開になった。その後は鉄板流の渋い手が続々と出て、結果は森内快勝となり、竜王戦の挑戦者となった。
この期の竜王戦は、渡辺明竜王vs森内俊之名人という竜王名人対決となった。 春には見事なハブ(羽生)退治をみせた森内名人だった。