読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

将棋プロ棋士ハイライト局面ブログ|名手絶妙手鬼手奇手好手

竜王名人王将王位棋聖王座棋王NHK杯順位戦ほかプロ棋戦の名局好局熱戦棋譜を局面図で振り返るスマホで見やすいブログ

将棋局面|升田幸三vs木村義雄1943-08-20昭和番附編成将棋決勝|升田の3手目▲7五歩戦法

A09升田幸三.四代名人.史上初三冠 08月対局

1943-08-20第4期昭和番附編成将棋決勝(朝日新聞

升田幸三六段」vs「木村義雄名人」 

1943-08-20a_20140102112524a46.png

犬猿の仲、升田幸三六段と木村義雄名人の対決。 なんの変哲もない出だしの1図、升田六段の次の手が木村名人を怒らせた。

升田六段に挑発する狙いがあったかわからないが・・・。

f:id:shogifan:20160217232337j:plain

 ▲7五歩

1943-08-20b_201401021125261ce.png

升田の3手目▲7五歩戦法

▲7五歩と突いた2図は違和感がある。早めの▲7五歩は△3四歩と突いたときにはある手である。それは本局の後年に角道を止めない三間飛車「升田式石田流」が出現して以来よく見られる。 △8四歩に対してはまず見ない。「何でもあり」の平成将棋でも見かけない。昭和前期のこの時代は今よりなおさら奇異に映ったであろう。

木村名人はこれを見て怒ったらしい。▲7五歩はひと目「伸びすぎ」の印象だ。

これをとがめようと、2図以下、△8五歩▲7七角△7二金・・・とそのあと角道を開けず棒金を繰り出したのだった。しかし、升田六段にうまく対応されとがめることはできなかった。