将棋局面|郷田真隆vs森内俊之2013-08-15竜王戦挑決1局|郷田の構想
2013年8月15日 第26期竜王戦挑戦者決定三番勝負 第1局
郷田真隆九段の相掛かり▲3六銀戦法。 △1三角と銀取りにのぞいたところ。先手の次の手が印象的だった。
▲7九角
郷田、引き角の構想
私ごときだと、形とばかり4六歩などと受けそうなところ。 ▲7九角とはなんとも柔軟な構想。似た前例はあったようだが、この図は珍形である。この将棋で、矢倉に組んで引角ならよくあるが。
このあと後手はひねり飛車。先手は玉を囲った。 後手が駒組みに苦心する展開になったが、それを見越した郷田さんの構想だったのだろう。先手郷田九段快勝となった。 郷田九段はこのころ棋聖戦、王座戦などで挑戦権を争うなど、大きな活躍をしていた。まだまだタイトルをめざす闘志が感じられた。