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将棋局面|森雞二vs畠山鎮2013-04-28NHK杯|急所の好手順 森が圧巻の指しまわし

04月対局 B{まみむめも}棋士

2013年04月28日 63回NHK1回戦第4局 森雞二 九段vs畠山鎮 七段 棋譜

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 変った出だしから▲角交換向い飛車。桂馬で8五の歩を取って開戦。 先手の次の手に「ここか」と感心した。

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▲1五歩△同歩▲1三歩△同香▲2五桂 

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端が急所の好手順 森が圧巻の指しまわし

ハイライトは▲1五歩からの寄せ。香車を釣り上げて、ベタッと桂馬を打ったのが面白い寄せで好手順だった。

なるほど、2図で1四香なら1三歩で次に1一角が厳しいから手になっている。 「ここが急所」といわんばかりの端攻めだった。以下は30秒の秒読みなのに、ほとんど数秒で指すのには驚いた。この年代と思えないホントの「ノータイム」の超速指しで森九段が勝った。

さかのぼって中盤の▲8六飛から▲7七角は辛抱のいい手で、そのあたりでは崩れないようにじっくり時間をかけて考えておられた。時間の使い方や受けにさえ、全盛期を彷彿とさせたまさに圧巻の指しまわしだった。

森雞二先生は、全盛期には王位、棋聖のタイトルを獲得。名人戦では中原名人に剃髪して挑戦して衝撃を与えた。A級在位も多かった。70歳近くでNHK杯本戦出場は大変なことであり驚いた。だいぶ髪が薄くなって、年をとられた印象だった。往年大活躍された先生が、今も健在な姿をテレビ将棋で見られるのはうれしい。