将棋|中原誠vs加藤一二三1982-04-26名人戦2局|中原、飛先不突矢倉の会心譜
1982-04-26 第40期名人戦七番勝負第2局「中原 誠名人」vs「加藤一二三十段」 棋譜
▲飛車先不突(つかず)矢倉。ここから先手、強攻に出た。並の攻めではなかった。
▲5三角成△同金▲5四銀△同金▲4三金△8二飛▲5八飛
角損の攻め 中原、飛先不突矢倉の会心譜
この将棋は、中原誠先生が加藤一二三先生に名人を奪われたシリーズである。 このときは飛車先不突(つかず)矢倉の出はじめだった。 角を斬り、銀を捨てるすごい攻め。矢倉で桂損や銀損は時折見られるが、角損である。
当時この攻めを見た衝撃は大きかった。飛車をまわったとき、歩切れの後手は受けにくい。 難しいようだが、結果は中原名人の会心譜になった。