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B{かきくけこ}棋士

将棋局面|桐山清澄 vs 米長邦雄 1986-07-01 棋聖戦第2局|その1 桐山、タイトル戦で珍しい・・・

第48期棋聖戦五番勝負第2局*「桐山清澄九段」vs「米長邦雄十段」 何気ない角換りの序盤、この当時はあまり見ない手が。 ▲4五角 桐山、タイトル戦で珍しい筋違い角 ▲4五角と打つ「筋違い角」は、その昔の▲升田△木村の名人戦で現れたが、この当時の公式戦では…

将棋局面|桐山清澄 vs 米長邦雄 1986-07-01 棋聖戦第2局|その2 桐山の個性がよくでた好局

第48期棋聖戦五番勝負第2局*「桐山清澄九段」vs「米長邦雄十段」 その1の続き。 △7七歩の金取りに先手は対処しなければいけないが・・・。 ▲8八金 桐山の個性がよくでた好局 △7七歩に同桂だと5七桂成、同金、7六歩がいやに映る。 とはいえ▲8八金はす…

将棋局面|桐山清澄 vs 中原誠 1981-05-19 名人戦第4局|桐山の鬼手

1981/05/19第39期名人戦七番勝負第4局*「桐山清澄八段」vs「中原 誠名人」 先手は7一に竜がいるが桂損で攻めが細いように見えた。 どう攻め続けるのかと思ったが・・・。 ▲4四角 桐山の鬼手 名人戦初勝利 ▲4四角! ええっ?何かの間違い?と目を疑った。 2…

将棋局面|久保利明ー渡辺明2011年3月6日 棋王戦第3局|久保の鮮やかな最終手

2011年3月6日 第36期棋王戦 五番勝負 第3局久保利明棋王 対 渡辺明竜王 先手の次の一手で終局となった。 ▲1一金まで先手の勝ち 久保の鮮やかな最終手 ▲1一金が鮮やかな決め手で終局となった。 最終手以下、同玉、3一とで必至。 次の一手問題だと簡単だろ…

将棋局面|久保利明vs郷田真隆2012-02-25棋王戦2局|その1 久保が早石田で大実験

2012年2月25日第37期棋王戦五番勝負第2局 久保利明棋王 対 郷田真隆九段 久保の▲早石田から▲5五角と打つ激しい進行に。 ▲7四飛に73の銀を△6四銀とでたところ。 ▲8四飛 久保が早石田で大実験 無理筋だった ▲8四飛! ひええ、早々にすごい手がでた。…

将棋局面|佐藤康光 vs 久保利明2009-02-08棋王戦1局|久保、見事な小駒の寄せ

2009年2月8日第34期棋王戦 五番勝負 第1局 佐藤康光棋王 - 久保利明八段 △ゴキゲン中飛車から2枚角を斬る進行となる。△7五桂に6九の金を▲5八金と上がった局面。 大駒の無い後手がどう攻めをつなぐかという局面だった。 △3九銀▲1八飛△5七歩▲同金寄△8…

将棋局面|及川拓馬vs金井恒太2013-7-5竜王戦決勝トーナメント|好手で金井の技あり

2013年7月5日 第26期竜王戦決勝トーナメント 及川拓馬五段 対 金井恒太五段 棋譜 金井恒太五段の竜王戦決勝トーナメントの大一番から。 横歩取りで▲青野流3七桂△4二玉・5一金型の将棋。 1図は4五の飛車が▲8五飛とまわった局面。ちらつく筋が現実とな…

将棋局面|瀬戸博晴 vs 神吉宏充 1986-06-30 C2順位戦|神吉流穴熊

1986-06-30第45期順位戦C級2組01回戦 「瀬戸博晴四段」vs「神吉宏充四段」 1図は何の変哲も無いが、ここから神吉流(かんきりゅう)がはじまる。 △5一銀 ▲2八銀 △4二銀 ▲5八金左 △8五歩▲7七角 △3一銀 ▲7五歩 △1二香 ▲7八飛 △6四歩▲5六銀 △1一玉…

将棋局面|島朗vs櫛田陽一1990-02-19NHK杯決勝|櫛田流の構え 櫛田四段がNHK杯優勝

1990-02-19第39回NHK杯戦決勝 「島 朗前竜王」vs「櫛田陽一四段」 棋譜 △四間飛車▲居飛車穴熊の組み合う将棋。 7七の角を3七まで移動したところ。 後手に好手が出たわけではないが、数手で後手有利となってしまう。次の手は櫛田好み。 △2二飛▲1六歩△…

将棋局面|大山康晴vs木下晃1982-02-01NHK杯|木下が大金星で準決勝へ

1982/02/01第31回NHK杯戦4回戦第3局 「大山康晴王将」vs「木下 晃五段」 木下晃五段の指し手がさえて会心譜となった将棋。 ▲四間飛車に△腰掛け銀。先手が角交換を挑んで激しい流れになったが、後手優勢となった。1図から手筋が決まって後手勝ちになった…

将棋局面|河口俊彦vs谷川浩司1979-11-16C1順位戦|河口が谷川に快勝

1979/11/16第38期順位戦C級1組05回戦 「河口俊彦五段」vs「谷川浩司五段」 河口俊彦五段が玉頭戦を制して快勝した一局。▲四間飛車△右四間飛車の将棋だった。先手は玉頭が怖いが、ここから3手ひと組の見事な対応だった。 ▲4五銀△3五飛▲3七桂 河口が谷川に…

将棋局面|佐藤義則七段vs近藤正和1997-03-04棋王戦|近藤の珍発想

1997-03-04第23期棋王戦予選1回戦 「佐藤義則七段」vs「近藤正和四段」 近藤正和四段のゴキゲン中飛車の将棋から。 角を交換して、先手は9筋を突き越している。後手はどういう方針で行くのかと思ったが、3手先はこの将棋ならではだった。 △9二香▲3六歩△…

将棋局面|大山康晴vs勝浦修1981-10-23王座戦2局|勝浦カミソリ流の寄せ

1981-10-23第29回王座戦三番勝負第2局 「大山康晴王座・王将」vs「勝浦 修八段」 勝浦修八段が挑戦した王座戦の会心譜から。 ▲三間飛車に、後手は銀冠から腰掛銀にする趣向。 大駒交換のあと、後手勝浦八段のカミソリ流の寄せが見られた。 △1五歩▲同歩△1六…

将棋|勝浦修vs大内延介1981-09-25王座戦挑戦決定|勝浦必死の勝負手が功を奏す

1981-09-25第29回王座戦挑戦者決定戦「勝浦 修八段」vs「大内延介八段」 勝浦修八段が王座挑戦を決めた一局だが、不利な形勢での勝負手が報われた将棋だった。 △中飛車▲居飛車穴熊から、後手が向い飛車に転じて2筋を突破し、先手が大苦戦となった。 1図は…

将棋局面|児玉孝一vs石田和雄1988-04-18竜王戦|児玉の珍戦法カニカニ銀

1988/04/18第01期竜王戦2組残留決定戦準決勝 「児玉孝一六段」vs「石田和雄八段」棋譜 児玉孝一七段の創案した珍戦法を振り返る。 矢倉模様の出だしで「カニカニ銀」の将棋。先手はここから十分に組んだ。 ▲5八飛△5三銀▲9七角△4二金上▲6六銀△4一玉▲7…

将棋局面|北村昌男vs福崎文吾1980-11-18名棋戦決勝|北村が名棋戦優勝

1980-11-18第7回名棋戦決勝 「北村昌男八段」vs「福崎文吾五段」 北村昌男九段の棋譜から。相振飛車で、先後共に三間飛車。 先手が7筋から駒を打ち込んで攻めたて、1図となり先手駒得だが歩切れでどうするかと思った。 次の一手はプロらしいじんわりした手…