10月対局
1996(平成8)10/29第09期竜王戦七番勝負第2局「羽生善治竜王・名人」vs「谷川浩司九段」 角換りで後手棒銀からゆっくり固め合う将棋だった。 △5九角に▲6九飛と引いたところ。 とんでもない手がでた。 △7七桂 記憶に残る谷川の絶妙手 寄せの名人谷川の名局 △…
1996(平成8)10/29第09期竜王戦七番勝負第2局「羽生善治竜王・名人」vs「谷川浩司九段」 その1からの続き。 誤植に見える7七の桂馬が面白い。 ここでとどめの妙手がでた。 △6八角 とどめの絶妙手 寄せの名人谷川の名局 △6八角がとどめの妙手。グサッとわ…
1982/10/24 第09回名将戦本戦3回戦* 「大山康晴十五世名人」vs「米長邦雄棋王」 バシッと▲5七飛打と打った局面。 二枚飛車がたてに並ぶ大山流の好手で、大山ペースだが・・・。 △4六歩▲同 銀、 同 角、同 飛、6七角成、 同 飛、5五金打 ▲8六飛△5六銀 …
1992(平成4)10/20第05期竜王戦七番勝負第1局 「羽生善治王座」vs「谷川浩司竜王」 相掛かりの終盤戦。 △4七歩成と成捨て▲同金と取った局面。 考えられない手が出た。 △5七桂 伝説の谷川の絶妙手△5七桂 詰めの名人谷川の名局 △5七桂 !? と谷川さんは打…
1992(平成4)10/20第05期竜王戦七番勝負第1局 「羽生善治王座」vs「谷川浩司竜王」 ”その1”からの続きで、超難解な終盤。 7六の飛車を▲7六角と取った局面。 度肝を抜く光景が見られた。 △6八銀 決め手の絶妙手 詰めの名人谷川の名局 △6八銀が絶妙手。こ…
1979/10/12第20期王位戦七番勝負第7局千日手指し直し局* 「米長邦雄棋王」vs「中原 誠王位」 決め手とばかりに、1八の竜が4八の銀を取った局面。 7五の角が利いているから、”斬った”はず だが・・・。 ▲6七金寄 米長の不思議な奇手 初めて中原からタイト…
1990/10/30第09回全日本プロトーナメント4回戦「大内延介九段」vs「先崎 学五段」 先崎学五段時代の棋譜より。 大内九段好みの▲石田流三間飛車に△居飛車穴熊。 1図、後手が攻め続けるのが大変に見えたが。 △4四銀 先崎の攻めをつなぐ鬼手 歩頭に△4四銀!…
1955-10-29第4回読売オール八段戦決勝三番勝負第2局 「大山康晴名人」vs「升田幸三八段」 升田幸三、大山康晴の横綱対決の将棋から。 矢倉で△袖飛車の趣向。 ふつうの囲い合いになるかと思ったが間もなく駒がぶつかった。 △5三金▲7五歩△4四金▲7六銀△5二…
2013年10月28日~29日第26期竜王戦七番勝負第2局 渡辺明竜王 対 森内俊之名人 棋譜 森内俊之名人が挑戦する竜王タイトル戦から。 矢倉戦で△5五歩交換戦法の将棋だった。 1図は終盤で▲3六香と打った局面。後手は詰めろだから受けなければならない。 △3…
1988-10-25第01期竜王戦七番勝負第2局「米長邦雄九段」vs「島 朗六段」 島さんが初代竜王となったタイトル戦から。 ▲米長矢倉で5筋に飛車をまわる趣向。1図は▲5五歩と合わせたところだが、後手玉が先手玉よりだいぶ堅い。 後手は玉形で優位に立つので、思…
1953/10/25第03回NHK杯戦1回戦第3局 「花村元司八段」vs「升田幸三八段」 花村元司、升田幸三の早指し将棋の好カードより。 序盤駆け引きがあって△向い飛車となった。 静かに駒組みが続くと思ったが、突如開戦した。 ▲6五歩△同銀▲7五歩△7二銀▲7七桂△…
1981-10-23第29回王座戦三番勝負第2局 「大山康晴王座・王将」vs「勝浦 修八段」 勝浦修八段が挑戦した王座戦の会心譜から。 ▲三間飛車に、後手は銀冠から腰掛銀にする趣向。 大駒交換のあと、後手勝浦八段のカミソリ流の寄せが見られた。 △1五歩▲同歩△1六…
2013年10月21日 第61期王座戦五番勝負 第5局 羽生善治王座 対 中村太地六段 棋譜 横歩取りで、先手が▲5六飛の形から攻める将棋だった。 ▲2二歩に△1三桂跳ね。 ここから先手の攻めがうまかった。 ▲2六桂△2三銀▲3四歩△2五歩▲7三銀不成 羽生が王座防…
第35期王座戦五番勝負第5局 「中原 誠王座」vs「塚田泰明七段」 塚田泰明七段が王座を獲得した一局で、うまい攻めを見た。 相掛かりで共に浮き飛車の将棋だったが、見たことのない乱戦になった。 1図は7四の飛車で7六の角を取ったところ。飛車角交換をし…
1986-10-20 第36回NHK杯戦2回戦第16局「羽生善治四段」vs「米長邦雄十段」 羽生善治四段時代の将棋で、落ち着いた指しまわしが見られた。 同型矢倉模様から後手が3一玉のまま激しく攻めた将棋だった。先手羽生四段の対応は見事だった。 ▲6八飛△6四歩▲…
2013年10月17日~18日第26期竜王戦七番勝負第1局 渡辺明竜王 対 森内俊之名人 棋譜 森内俊之名人が挑戦する竜王戦初戦で、棋風がよく出た一局だった。 矢倉戦で△5五歩交換戦法だったが、序中盤が難しい将棋になった。 1図は△5四金と前進してきたところ…
1981-10-15第07期棋王戦本戦4回戦「加藤一二三九段」vs「板谷 進八段」 板谷進八段が駒をきれいにさばいた将棋だった。 矢倉戦で▲スズメ刺し△しゃがみ矢倉で棒銀。後手が端を破り優勢に。1図から後手は手駒を生かしうまく攻めた。 △5五歩▲同金△4三桂▲5六…
1991-10-14 第39期王座戦五番勝負第5局千日手指し直し局「谷川浩司王座」vs「福崎文吾八段」 福崎文吾八段がこの人らしい妙手で王座を獲得した一局。 矢倉戦▲4六銀戦法に対し、後手が△6四銀・7三桂・8五歩の形で先行した。きわどい終盤になって後手にび…
1981-10-13第29回王座戦三番勝負第1局 「勝浦 修八段」vs「大山康晴王座・王将」 大山康晴王座の不利の局面からの動きが印象に残る一局。 △四間飛車に急戦▲4六銀の将棋。1図は、さばけている先手が有利と思う。後手は飛車と銀の位置が悪く、どう動くかとい…
2013年10月13日第63回NHK杯2回戦第10局 中田宏樹八段vs橋本崇載八段 棋譜 中田宏樹八段が最後でプロの芸を見せた一局。 △升田式石田流の将棋。▲5四桂△7六角▲5七飛(3七から)△8七角成で1図に至る。△7六角がうまそうな手で、1図で先手受けにくいなあ…
2013年10月8日 第61期王座戦五番勝負 第4局 羽生善治王座 対 中村太地六段 棋譜 羽生善治王座の巧みな勝負術を見た将棋だった。 角換わり腰掛け銀から後手が角を斬って激戦になった。1図は▲6四飛と王手に打った局面だが、後手の意外な応手を見た。 △6…
2013年10月06日第63回NHK杯2回戦第9局 渡辺明NHK杯vs広瀬章人七段 棋譜 広瀬章人七段が研究手順で快勝した一局。 △四間飛車穴熊▲居飛車穴熊。 △3二飛と打って▲4一飛成と成った1図から、どうさばくのかと思っていた。 △5七歩成▲同角△3四飛▲3三歩△6…
2012年10月3日 第60期王座戦五番勝負 第4局 渡辺明王座 対 羽生善治二冠 棋譜 羽生善治二冠が王座を奪回した一局で、攻めのうまさが光った将棋。 矢倉▲4六銀戦法で攻め続けた将棋だった。1図は先手の攻め駒が愚形に見えたが、数手で変わった。 ▲3五歩△…
2013年10月2日 第61期王座戦五番勝負第3局 羽生善治王座 対 中村太地六段 角換わり腰掛け銀で、▲2五桂の桂取りに構わず△3七角と打ち込んだ将棋。 1図は▲6四角の飛び出しに、△9二飛とかわしたところ。ここから数手、先手中村太地六段の方針が好判断だ…
1980-10-02第29回王座戦二次予選「谷川浩司六段」vs「有吉道夫九段」 谷川浩司六段の元気いっぱいの速攻将棋が見られた一局。 矢倉▲スズメ刺し模様で△しゃがみ矢倉。先手は角を引いて歩交換かと思ったが、思わぬ手が出た。 ▲4五桂 谷川流の速攻 ▲4五桂とは…